それはドクターをリスペクトしているから。恩返しをしたいからです。
ことの顛末は2つありますが、まずはひとつめから。
平成25年2月17日、釣り仲間と根魚を釣りに行こうと仲間の船で出港しました。
五島列島にほど近い江の島近辺で釣っていましたが、当たりが遠のいたため釣り場を移動となり、アンカーを巻き上げていたところ、アンカーウインチに右手が巻き込まれました。
崎戸港からドクターヘリで長崎医療センターへ運ばれ、検査の結果
右前腕橈骨・尺骨開放骨折 右手中指・環指欠損、デグロービング損傷の診断。
右手前腕の真ん中からグニャリと曲がった腕から真っ白い骨が2本見えていました。右手中指・環指は手袋に残っていました。
指は引きちぎれたため、付かないと説明を受け、手術室へ。
全身麻酔から覚めると、包帯でグルグル巻きの腕には金属製の治具が付き真っすぐになっていました。指の端も綺麗に処置されたようでした。
都合3週間入院し、その間2回の手術を受けましたが、執刀医であるI先生は休みである土日も出勤されナースセンターで患者の状態をパソコンで追いかけていました。当然診てもいただきました。
仕事とはいえ、その倫理観に感服しました。感謝の気持ちで一杯です。
退院後、自宅から近い整形外科にリハビリに通いました。骨がなかなかつかず、レントゲンに映る薄い骨の色に溜息が止まりませんでしたが、H先生は「このままつかなかったら再手術だ」と脅かしたり「でもつくだろう」と励ましたり気にかけていただきました。
リハビリも診察後でなければ行えないことを聞き、H先生が風邪をひき休診になればその整形外科すべての機能が止まってしまうことから、健康管理を含め、またまた倫理観に感服しました。障害は残りましたが、感謝の気持ちで一杯です。
ふたつめです。
私の母親は糖尿病を抱えており、当時市内の糖尿病外来に通院しておりました。
ある日曜日に主治医のC先生から電話があり、データの説明と薬を変える提案を受けました。
もちろん提案通りに「お願いします」と電話を切ったのですが、女房と「あの先生は休みの日にカルテを見返しているんだなぁ。すごい先生だなぁ」とこれも感服してしまいました。
医師という職業。ものすごい職業倫理感を持って患者に対応されていることに感じ入り、私のできること(コンサルティング・資産運用・保険)で少しでもお役に立てればと思い、このたび診療所コンサルティングを始めました。
先生と多く語らいながら、コロナ後の新しい医療時代を乗り切っていけるよう、微力ながら邁進していこうと思っております。
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